『ストライクウィッチーズ』第11話「空へ…」

 ウォーロックと呼ばれる新型戦闘機を配備した部隊が基地を接収し、ストライクウィッチーズは突如として解散に追い込まれる。芳佳はウォーロックが、ネウロイと同じ場所にあったことに気づきその由来を怪しむが、しかしミーナ中尉以下すべての隊員はすぐに任務を解かれ、本来の任地に帰されていった。だが芳佳の指摘に動揺したマロニー大将の姿を目にした仲間たちは、それぞれに偵察を開始する。彼女たちの目の前で、功を焦った指揮官によってウォーロックは出動するが、そこで思いもかけない光景が展開する……

 さすがにこの段階まで来るとお色気なんてやってられなかったようで。最初から最後までほぼシリアス一直線です。3DCGを用いた空戦シーンの迫力はこれまで以上ですが、しかしここまで頑張って観てきた視聴者の望んでいるのはほんとーにそこなのか。

 話の流れはおおよそ定番通り、ですがそれゆえに終盤にかけてのカタルシスはちゃんとある。惜しむらくは、けっこう丁寧に設定を組んでいたと見られるだけに、もうちょっとはじめから伏線が欲しかった、という点でしょうか……が、やっぱり主軸はパンツじゃないと言い張っているその格好で空戦に赴くさまを描くことにあるわけで、ならこの程度でも充分とも言える。

 というわけでトータルとしてそんな文句を言うところでもなさそーだな、と改めて納得したところで最終話に続く。しかし潔いほど作画の手を抜いてたな、親父たちのところだけ。

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