先週に引き続き、楽しみにしていた作品が金曜封切りだったため、昨晩のうちに作業をなるべく進めたうえで朝からお出かけ。昼頃から雨、という予報が大勢を占めるなか、ギリギリ保ちそうな気配があったので、多少濡れる覚悟でバイクにて移動しました。……雨には祟られなかったものの、風が強いのが辛かった。
鑑賞したのはピクサーの最新作、ガラクタだらけになった地球に取り残されたロボットの、初めての出逢いと冒険とを描いたSFファンタジー『WALL・E/ウォーリー』(WALT DISNEY STUDIOS MOTION PICTURES. JAPAN・配給)。予告編を観た時点でこれは出来が良さそうだ、と期待して今日を楽しみにしていたわけですが、期待通りの傑作。単純に観ていて楽しいのですが、隅々まで丁寧に作られていて、検証するほどに味わいが深まります。今回、吹替版で観てきましたが、言葉はシンプルそうなので、普段字幕に慣れていない人でもオリジナル音声で充分楽しめるように思います。まあそれでも、作中の重要な表記も日本語に置き換えられた日本語版のほうが、考える必要もなく頭に入ってくるぶん良さそうですが。
しかしこの作品、確かに吹替版である以上、対象年齢は低めに設定しているのでしょうが、平日のこんな時間帯に観るのは暇のある大人ぐらいだろうに、頭から立て続けにアニメの予告編中心に流すのはどーだろう。『MAJOR』とか『たまごっち』とか『ゲゲゲの鬼太郎』とか、『WALL・E/ウォーリー』に興味はあってもそっちを観たいと思う人は稀でしょうに――あ、いや、そういや私は『ゲゲゲの鬼太郎』観るつもりなんだった。京極夏彦氏が監修だから、という理由で。
鑑賞後、恐る恐る建物を出てみると、意外にもまだ保ちそうな陽気。戦々恐々としながら行きつけの蕎麦屋に立ち寄り、昼食を摂りましたが、けっきょく自宅に着くまで降られることはありませんでした。風が強かったのに往生しただけ。
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