大晦日にせっかくTOHOシネマズのフリーパスを発行してきたのに、今日映画鑑賞に赴いたのは、シネカノン有楽町1丁目。……ほんとーは例によって西新井に行くつもりだったのですが、起きる時間がちょっと遅くなってしまったため、予備でチェックしていたほうの作品を選んだのでした。まあ、今月中に観るつもりだった作品でもあるので問題なし。
鑑賞したのは、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮、短篇で活躍していたJ.A.バヨナ監督の長篇第1作、閉鎖された孤児院を舞台としたホラー・ミステリ『永遠のこどもたち』(cinequanon・配給)。“『シックス・センス』以来の衝撃”という、この手の映画に慣れた人間なら眉に唾つけるような惹句をつけられた作品ですが、しかし珍しく看板に偽りなし、のハイレベルな作品。理不尽ながらも美しい結末の余韻も目覚ましく、もし昨年中に鑑賞していたら、たぶんベスト10に入れていたと思えるくらいの傑作です。
銀座界隈で映画を鑑賞したあとは、基本的に日比谷にある讃岐うどんの店で昼食を摂るのですが、まだ松の内ということもあってか開いておらず、仕方なく帰宅して昼も雑煮を食う――つもりで電車に乗ったら、家の一個手前で、人身事故の影響で止まってしまうのでした。一瞬、歩いて帰ろうかと思ったわ。
ちなみに今年に入って鑑賞した作品は、地味に繋がっていたりします。『レッドクリフ PartI』と『ヘルボーイ』はVFXをオーファネージという制作会社が担当しており、本日の『永遠のこどもたち』は上記の通り『ヘルボーイ』のギレルモ・デル・トロ監督が製作総指揮を手懸けている、と。この調子で今年は何処かしら繋がったもので続けて鑑賞してみようかしら、と一瞬思いましたが……面倒なのでやりません。
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