TOHOシネマズのフリーパスを活用するべく本日も映画鑑賞です。出かけた時点では、とあるアニメ映画を観るつもりでいたのですが、到着したところで気が変わって、そっちは先送りに……まだ子供が来ているのを観て、大人がひとり混ざって観るのは気が引けた、というのはここだけの話。
鑑賞したのは、あの江戸川乱歩が構築した名キャラクターを大胆に脚色し、『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが中心となりCGを駆使して映像化した娯楽大作『K−20 怪人二十面相・伝』(東宝・配給)。ネットの感想だと、話が破綻しているとか、逆に理屈抜きで面白いとか、評価が思いっ切り二分しているのですが――どっちも理解できます。むしろ破綻しているところからしてちゃんと乱歩の描く通俗ものの精神に通じていると言え、私は文句なく楽しめました。ツッコミどころは沢山ありますけど、そこも含めていい感じ。
……観てから気づいたのですが、今夜はこの作品の監督・佐藤嗣麻子が以前から脚本を手懸けている、稲垣吾郎版金田一耕助シリーズの最新作『悪魔の手毬唄』が放送される日でした。昼間には前作『悪魔が来たりて笛を吹く』の再放送もあった。昨年録画し損なったようで記録がないので、ちゃんと予約録画してあります。そんなわけで、図らずも個人的に佐藤嗣麻子尽くしの日になったのでありました。
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