予告通り本日はハシゴしてきました。但し、案の定天候が悪かったため、とんでもないコースは断念。……豊洲から西新井という無茶な移動をするつもりだったんですが、バイクじゃないと却ってめんどくさかったので、大人しく西新井だけでまとめました。昼寝をしたあとお出かけ……どうでもいいがこの昼寝の時、生まれて初めて金縛りを経験しました。そんな疲れてたのか俺。
ともあれまず1本目は、未曾有の台風に晒された東京での救助活動をドラマティックに描き出したパニック・ドラマ『252 生存者あり』(Warner Bros.・配給)。日本映画としてはかなり丁寧で優秀なパニックものだと思うのですが、クライマックスとエンドロールが微妙な出来であるためちょっと点数を下げてます。まあ、それでも観ていて面白い作品でした。定石通りですが大きな破綻はない。
あいだ1時間ほどあるので、軽く食事を摂ったり、いつもは通り過ぎるだけのショッピング・モールをちょっとぶらついて、次に鑑賞したのはホラー映画の新星アレクサンドル・アジャが韓国映画をリメイク、鏡を巡る恐怖を描いた作品『ミラーズ』(20世紀フォックス・配給)。私自身はアジャ作品初鑑賞でしたが、なるほど評価されるのは解ります。グロテスクな方向でも振り切れていますが、気配の扱いが非常に巧い。鏡を巡るアイディアも手が込んでいて、かなり満足のいく作品でした――ただ、こっちも結末はちょっとどーだという気が。伏線、といえば確かにそれらしいものがあったんですが、ちょっとズルい。あと、超常現象の線引きが曖昧なので、卑怯に感じられる部分もある。とはいえ、ホラーとして優秀だし観ていて面白いことは確か。
鑑賞した2本とも、嫌味はあれど拾っておいて損した気分にはならない仕上がりでした――もっとも、私はタダで観てるんだけどな。どちらもロードショーは終了間際のようなので、気になる方はお早めに。
鑑賞後すぐさま帰宅、夕食を摂ったあと逸る気持ちを抑えて、アカデミー賞のノミネートを確認。うし、ヒース・レジャーも『おくりびと』も残った。『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』が思いの外高評価なのにびっくりしましたが、今年は前述のふたつがいちばん興味があったことなので、作品賞とかはどれでも構わない、と思ってたりして――いや、しかしこれまで演技派として評価されながらアカデミー賞に縁の薄かったブラッド・ピットがとうとう主演男優賞にノミネートされているんだから、そこぐらい少し期待しておこうかしら。
今年もリアルタイムで更新する遊びをやろーかと思っているため、明日あたり候補作の一覧を作ってアップします。今夜は……感想が先。
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