今年4度目でした。

 土曜日はその日封切りの作品を観る、のが習慣なのですが、たまーにめぼしいものが何もなかったり、人の少ない朝一で観たいのにそこだけ抜けている、ということがある。本日は後者のパターンでした。他に用事がなければ混雑覚悟で夕方以降に出かけるのもいいんですが、今日は行きつけの蕎麦屋に寄って、それから買い物も、などと考えていたため、公開済作品のなかから選びました。

 行きつけの蕎麦屋に立ち寄るのなら、訪れる劇場はTOHOシネマズ西新井と決まっている。鑑賞したのは宮藤官九郎の監督第2作、思わぬ成り行きから25年振りに再結成したパンク・バンドと、彼らに振り回される女性の姿を描いたコメディ少年メリケンサック』(東映・配給)

 実はこれ、もともと『ヘブンズ・ドア』を観た日に、選択肢として用意していました。何故かというと、その2日前に鑑賞した『闇の子供たち』と『ぐるりのこと。』出演者が絡んでコメディをやっていたから。しかも宮崎あおい佐藤浩市なんか、あっちではシリアスにやり取りしていたんですから。……というより、今年に入っていったい何度佐藤浩市出演映画を観たんだ、という話でもある。ここまで来ると意味もなく追っかけてみたくなるではあーりませんか。

 宮藤官九郎監督の前作と比べて解り易い、伏線も張った丁寧な笑いと、パンク・バンドの見境のない勢いがうまく表現されていて、なかなかの快作。宮崎あおいのはっちゃけた演技が素敵です。正直、二度三度と観て面白いか、と問われるとちょっと首を傾げますが、正統派のコメディ映画であり、無茶苦茶であるがゆえに正しいパンク映画でした。

 鑑賞後は行きつけの蕎麦屋に立ち寄り、食後の移動中に耐えがたい生理衝動に襲われていったん帰宅、それから秋葉原にてお買い物。このあいだから欲しくて欲しくてたまらなかった、防水のワンセグテレビを買ってきました。もうかなり前に父がどこかで貰ってきたものをずーっと使っていたのですが、二年ちょっとあとには受信できなくなるし、現時点でも液晶が古いために、電池が減ると急に観づらくなる欠点があったので、購入を検討していたのです。

 さっそく今夜使ってみたところ……今までどうしてあの状態で耐えられたのか不思議なくらい観やすい。ワンセグなので解像度は低いのですが、なあにもともと浴室でそんな細かいところまで観ようとは思ってません。とりあえず、どういう角度に置けば観やすいか、と悩まずに済むようになっただけでも嬉しい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました