本日は１ヶ月ぶりの試写会です……前回から今日までのあいだに20本近く観ていることに気づいて、改めて愕然としました。
例によって、よくお付き合いいただいている某氏を誘いだして、２年前の『アルゼンチンババア』以来となる九段会館へ。椅子の座り心地は悪いし音響はいまいちだしで、佇まいに雰囲気はあっても映画鑑賞にはあまり向かない劇場なのですが、折角観られるのに贅沢は言えませんです、はい。
鑑賞したのは、『300』のザック・スナイダー監督が、アメコミの伝説的傑作を完璧に実写化した『ウォッチメン』(Paramount Pictures Japan・配給)。
『300』の出来映えからして不安はありませんでしたが、やっぱり見事のひと言に尽きます――ちょっと長すぎる気はしましたが、たぶん原作の描写を極力盛り込もうとしたのでしょうし、それぞれがヒーローものの定石をひねったり皮肉ったりしながら、最終的にはヒーローの存在意義を問う重いクライマックスへと繋がっているので、ヴォリュームの分だけ満足感があります。余裕があればもう１回劇場で観たいぐらいの傑作でした――余裕があるかどうか不明ですが。
コメント