“ヴァルキリー”と書きたくなります。

 最近どんどん金曜封切り作品が増えていますが、今日は特に多い。まあ、祝日だから、というのも大きいのですけれど。

 昼頃には上がる、という予報が出ていましたが、朝はバイクでの移動など考えようもない雨模様。大スクリーンで観たい作品でもあったので、電車にて有楽町へ赴きました。ほんとに、このあたりの東宝系映画館をTOHOシネマズに編入してくれたのがとっても有り難い。

 作品は、『ユージュアル・サスペクツ』のブライアン・シンガー監督&クリストファー・マックァリー脚本コンビがトム・クルーズを主演に迎え、第二次世界大戦末期のドイツで実際に行われたヒトラー暗殺計画の模様をスリラー風に描き出したワルキューレ』(東宝東和・配給)。ほぼ実際にあった通りになぞっているそうですが、史実であるか否かを考えなくとも、とてもよく出来たスリラーです。歴史を考えれば結末は想像がつくのですが、それでも最後までハラハラが継続するのが見事。トム・クルーズ主演ということばかりが強調されていますが、脇の役者が渋めの名優揃いであることも、作品をがっしりしたものにしてます――まさか昨日に続いてビル・ナイにお会いするとは思ってませんでしたけど。ともあれ、堅い話抜きでも充分に面白い1本。トム・クルーズに偏見のある方も、その辺気にせずに楽しめるんじゃないでしょうか。

 劇場を出る頃には本当にすっかり雨が止んでいて、傘を持っているのが気恥ずかしいくらいでした。……そういや先週、六本木に行くときに壊して以来、鞄の中に入れておく折りたたみ傘がまだないんだったっけか……。

コメント

タイトルとURLをコピーしました