既に前倒しで休みになっているところもあるようですが、一般的には明日からが本格的なゴールデン・ウィークの始まりです。普段から人混みを避けるように行動している私にとってはなるべくなら出かけたくない時期なので、取り急ぎ1本拾ってきました。毎度の如く、西新井へ。
鑑賞したのは、バリー・アイスラーの同題小説を『トウキョウソナタ』の脚本を手懸けたマックス・マニックス監督&脚色、椎名桔平主演で映像化したサスペンス『レイン・フォール/雨の牙』(Sony Pictures Entertainment・配給)。
一部レビューで「椎名桔平がハーフに見えない」と批判しているのを目にしましたが、それは原作で書かれている通りなので問題なし。むしろいけないのは、主人公の行動理念が全般に不明で、終盤なんか敵味方ほとんど支離滅裂になっていること。事件の背景は原作通りで、まあそこは構わないんですが、だからこそ必要な配慮とか主人公の工作がほとんど省かれて、雰囲気だけで進めてしまっているのはいただけない。ただ、日本を舞台にしている映画としては珍しく泥臭さのないスタイリッシュなサスペンスになっていることや、映像的な美しさはなかなか。だからこそもうちょっと、お話に芯を通して欲しかった。勿体ない仕上がりでした。
鑑賞後、いつものように行きつけの蕎麦屋で昼食を摂ったあとお買い物に行くつもりが、むしょーに眠くなったためいちど帰宅、起床後自転車で出直し。……もう、ただただ明日以降、なるべく出かけたくないという一心で。でも明日は訳あって、予定がひとつ立っていたりする。
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