レンタルDVD鑑賞日記その3。

 まずは、昨日届いたスポットレンタルのうち、残り1枚を作業の傍ら鑑賞。『ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3』(BROADWAY・発売)です。

 前巻が本家シリーズとの差別化が出来ていない、と思っていたら、同様の指摘を受けたのかナレーターが変わる、各エピソードごとにレポーターという役割の人間を用意して明確に区別していく、などの工夫をして面目を一新しています――と言っても扱うビデオの傾向はおおむね一緒なんですが。顛末がちょっと風変わりな“霊公園”、このあと『〜Special5』で新たな展開を迎える“中古ビデオ”なんかはなかなか面白いのですが、全体のトーンが一緒なので、ヴォリュームはあっても間延びした印象は拭えず。

 夕方からは、映画のDVDを本気で鑑賞。作品は、題名を聞くと“いちにい”と頭につけて歌いたくなる、でお馴染み(?)の、イタリア産ゾンビ・ホラーの古典的傑作サンゲリア 25th ANNIVERSARY EDITION』(JVD・発売)

 ゾンビ好きには嬉しい傑作、なんですがやっぱり如何せん古い。特殊メイクの技術的な差もそうですが、解釈の部分で掘り下げが足りないし、ロメロ監督のような奥行きもないので、ゾンビに思い入れがないと拍子抜けするかも。しかし、ゾンビを扱いつつも古典的な怪奇ものの基本は守っていて、大きな波はないものの最後まで惹きつけられる語り口はいい。色褪せない傑作、とは呼べませんが、ゾンビ愛好家のあいだで語り継がれるのはとてもよく解る名作でした。

 今日もまた例のシリーズのが届いてたんですが、さすがに疲れてきたので明日以降に。

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