レンタルDVD鑑賞日記その10。

 どーもモチベーションが低下気味だったため、昼寝から覚めたあと、すぐに作業に戻らず、今日届いたレンタルDVD2セットのうち片方をまとめて鑑賞。まあ、合わせて2時間程度だし。

  • 『放送禁止5 しじんの村』(Pony Canyon・発売)

 シリーズ第5作にして、これまで私がずっと引っ掛かっていた、ドキュメンタリー形式とゲーム性がうまく両立できていないという欠点を少しだけ拭うことに成功した感があります。その代わり、別の部分で不自然さを際立たせてしまっていますが、個人的にはけっこう評価します。毎回試行錯誤しているのはよく解るし、そのことだけでも快い。

 これであと残すは『デスリミット』とその続篇である劇場版『復讐執行人』だけ。出来れば続けて観たいところですが……劇場版として区切られてしまったせいで、レンタル会社の設定で連作として認識してないのが困りもの。何かうまい方法を考えないと。

 現在、アメリカにてジャズ修行中の大江千里が、2007年に主演した映画です。劇場公開時から気になっていたのですが、公開規模が小さくてあっさりと観逃し、DVDレンタルを始めた頃にとりあえずリストに入れてみたもの。

 特に教訓もなければ大幅な波乱もない、ムード重視の長篇イメージビデオと言いましょうか。けれど中身がないわけではなく、40代半ばの焦躁と、行き場のない若い女性の孤独とをうまく照らし合わせて、不思議と心癒される空気を構築しています。北日本の光景を実に美しく切り取っていて、けっこう見応えがありました。歌のイメージとは異なり、妻子を失い絶望に苛まれる男を渋く演じている大江千里が思いの外に良い。

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