レンタルDVD鑑賞日記その14。

 通常利用しているレンタルサイトのほうでは4巻がどこかで止められてしまっているようでなかなか出荷する気配がないため、別のところで3巻まとめて借りてしまいました。延滞料がかかるので優先的に、まとめて鑑賞。

 恐ろしくどんでん返しが多く、見応えはありましたが、もーちょっとヒントが欲しかったところ。さすがにこの犯行の規模からすると、関与する人や罠に掛けた人が多すぎる。よくこのギリギリまで発覚せずに済んだものです。

 とはいえ、本当にギリギリまでどんでん返しを繰り返す展開が続き、安易な善悪二元論に惑わされない人物描写はとても魅力的でした。たぶんスタッフには「可能なら続篇を」という意思があったからでしょう、軽いふりがあったところで終わっていますが、実際にはこれ以降新作は製作されてません。ちょっと勿体ない。

 こちらは月額レンタルの1本。これも劇場公開のときから気にしていた作品です。月額レンタルを利用しても、古典的名作よりはこーいうのばっかり借りがち。

 ゾンビの食欲を抑える装置が開発されたお陰で、ゾンビをペット化することが可能になった世界を舞台にした妙なコメディ。アイディアひとつでも充分勝ってるんですが、舞台や衣裳をやたら華やかにして、家や乗用車のデザインを古めかしく、更に車で移動中の背景をわざと合成にしたりと美術絡みを敢えてオールドファッションにすることで独特の雰囲気を醸している。いい話のように見せかけてけっこう倫理観狂っていたり、結末がハッピーそうに見せかけてけっこう毒を孕んでいたり、となかなかブラックな中身も素敵でした。ゾンビ好きなら一見の価値ありだと思います。

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