何をいまさら、と思われるでしょうが観る機会がなかなか掴めなかったんだもんしょーがないじゃない。というわけで、エドガー・ライト監督の名を一躍世界に知らしめた、ゾンビ映画への愛溢れるコメディです。
このあとの『ホット・ファズ』のほうがより緻密ですが、こちらもちりばめた伏線を巧く拾い上げた笑いが秀逸でした。ゾンビ映画への知識がなくてもコント風に楽しめますが、解っていると余計に利きます。特に序盤の、まだショーンがぜんぜん危機的状況を認識していない段階の出来事を観ていて、マニアならきっとぼんやりと抱く感想を、終盤で思いっ切り突き刺してくる手管が素晴らしい。このあとの『ホット・ファズ』の完成度からしても、今後もこのスタッフの作品には期待を寄せていーでしょう。
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