33回目の午前十時の映画祭、のついでに10km。

 今月の午前十時の映画祭は毎週、赤青双方押さえないと殿堂に応募できない、というなかなか厳しいスケジュールになっています。作業のほう、あと少しでひとつ完了するのですが、その前に週末が迫り、時間割と私の生活ペースの都合で、どうしても青と赤は1日に1本ずつしか消化できないので、今日は夕方に日比谷へ自転車を飛ばしました――きのう昼寝していなかったせいで、昨晩少し多めに寝てもまだ足りず、今日の外出前にとった仮眠が危うく仮眠の領域を超えるところだったのよ!

 TOHOシネマズみゆき座にて鑑賞したのは、午前十時の映画祭《赤の50本》作品、パトリシア・ハイスミスの小説をもとにしたサスペンス太陽がいっぱい』(新外映配給)。のちに『リプリー』としてリメイクされたことでも知られる本篇、実は原作もリメイクも触れていないので初体験。いま観るとサスペンスとしては堅実すぎる感があり、眠気が溜まっていたこともあって中盤はちょっと眠かったのですが、あのオチには目が醒めました。この部分と、感情移入を許さない突き放した描写、そしてアラン・ドロンの漂わせるムードが素晴らしい。……今度『リプリー』のほうも観てみよう。

 鑑賞後は、昨日と同じ場所へ移動。以前ならとうてい連続して移動しようなどと考えなかった場所なのですが、iPhoneの地図で検索をかけると、日比谷から現地までの距離が、自宅から現地までの距離とさほど変わりなかったので、思い切って自転車を漕ぎ出した。

 さほど苦もなく着きました。

 途中あちこちに坂はありましたが、ルートが比較的大通り中心で、この1年ほど続けていた自転車移動のなかで触れたルートをいくつも掠めていたせいもあって、迷うこともなく、さほど疲れることもなくあっさりと現地到着。むしろ簡単すぎて拍子抜けしたほどでした。

 2時間ほど先方にいて、その後ちょこっと打ち合わせをしたあと自宅へ。帰り道はついきのう走ったばかりなので尚更に迷いなく、レンタルDVD返却のために少し大回りしたはずなのに、費やした時間はきのうよりも短かったほどでした。今週だけで自転車移動の経験値がだいぶ増えた気がします。

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