やまぶき高校の授業も再開し、それぞれの新しい生活が始まった。授業のあと、乃莉は部屋のカーテンが寸足らずなのを気にして、新しいカーテンを買いに行きたい、と言い出す。地元出身のなずなを道案内に、ゆのと宮子の先輩組も同行して、初めての取り合わせでショッピングへ。吉野屋先生や芸術志向など、ゆのたちと乃莉は話題に共通項があるが、いまいち話の理解できないなずなは……
4話目で、ちょっと絵のクオリティが低くなった印象。というか、普段と少しクセが違うというべきか。省力化した分、細かい演出のトーンは旧シリーズの雰囲気に戻っている感じなのですが、だからこそ絵のタッチの違いがことさらに意識されるのかも知れません。
問題は、話運びがこれまででいちばんぎこちないことかも知れません。ほぼ一本道、パートごとに時系列が前後するわけでもないので、原作通りのエピソードにオリジナル(だと思うんだが)を付け加えることで1話の体裁を作っていますが、どうもちぐはぐな印象が。なずなと乃莉のキャラクターもまだ安定していない印象で、絵の雰囲気を抜きにしても、ちょっと不満の残る仕上がりでした、個人的には。新入生ふたりを中心にした形で完成したエンディングも、組み立てはいいんですが絵のタッチが今回の本篇に近く、そのせいで私はあんまり好感が持てませんでした。次回以降もこのスタイルで固定するなら、また印象は違ってくるかも知れませんが。
……しかしこの第3期、ラスト恒例のゆのの入浴光景が、これまでになく色っぽいんだが……力点変わってないか?
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