公園で発見された腐乱屍体。その手口は、ブレナン博士たちがかつて図らずも死刑から救ってしまった連続殺人犯のものに酷似していた。ブース捜査官と共に刑務所に赴き面会したその殺人犯は、これはゲームだ、と言い放った。そして、未だ殺人犯が刑務所にいるというのに、外では新たな犠牲者が生まれていた……br>
シーズン1、第7話で登場した殺人鬼再登場で描くのは、こういうシリーズものなら一度は手をつけてみたくなる、監獄の中から別の人物を操っての殺人、そして捜査陣との推理ゲーム。1時間での1話完結、というルールを死守するためにかなり性急な話運びになっていますが、その分だけ展開の緊迫感が増している。あまりに勢いよく転がりすぎて、細かいツッコミをしている余裕もないくらいでした。
しかしこの話、本筋よりも気になったのは、いつの間にかアンジェラとホッジンスのあいだにみょ〜な空気が流れていること。終盤、ホッジンスの知識と想像力が必要になるシーンが出て来ますが、その一体感はちょっと異様でした。
前シリーズからあった、本来捜査畑の人間ではないのに優れた洞察力と勇気を持ったブレナン博士が現場に臨むとどうなるのか、という問題点に触れた話ですが、果たしてこれはまだあとを引くのかどうか。
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