『ブギーマン』以来、実にほぼ1ヶ月ぶりのレンタルDVDでの映画鑑賞です。なかなか時間が取れず、どーせなら劇場で観るほうを優先したかった、というのもありますが、もうひとつ障害となっていたのはこれの存在そのものです。何せ3時間近くある! 結局、しばらく前に冒頭1時間だけ鑑賞して、今日残りの2時間を鑑賞する形で何とか消化しました。
タイトルこそパニックものっぽいですが、原作はロバート・ラドラムなので、基本は国際謀略物です。アメリカでも日本でもテレビ放映のみという作品だったのですが、パリ、ドイツ、アフガニスタンと世界各地を舞台に繰り広げられるアクションや駆け引きはけっこう見応えがあり、3時間と長い尺をみっちりと楽しませてくれます。惜しむらくは、宿題を残した終わり方と、全体に無力感が色濃く漂ってしまっている点でしょう。ギリギリまで緊張が続くのでそう感じにくくなってはいますが、ほとんどの出来事に対して主人公やその仲間が何も出来ないままだったために、どうしてもやり切れなさが残ります。
とはいえ、下手な劇場用大作よりもずっと見応えがあるので、諜報もの、謀略ものが好きな方はチェックしてみていいと思う。
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