レンタルDVD鑑賞日記その84。

 借りっぱなし状態解消キャンペーン中につき、今日もDVD鑑賞。のちに『ホステル』でゴア映画ながら予想外のスマッシュ・ヒットを放ったイーライ・ロス初の長篇監督作品であり、彼が注目されるきっかけともなったホラー映画。

 モチーフはことごとくオーソドックスなB級映画なのですが、恐怖の対象を感染病にすることで、異なった切り口と意外性を演出している。有り体なモチーフを並べておいて、これはこう使うんだろう、と思わせておきながら、それを敢えて外したり、予想外の使い方をしたり、というひねりが細かく効かせてある。のちの『ホステル』に繋がる才能の閃きをちゃんと感じさせる仕上がりです。ただ、そういうポイントに無頓着に観てしまうと、凡庸に感じられるのが難と言えば難。

 ……しかし、この作品から順に『ホステル2』まで追ってみたとして考えると、そろそろもーちょっと違う形で才能示してみないかい? と首を傾げたくなります。巧いのは確かだが、あんまり似通いすぎているのもどーかと思う。

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