自転車に乗って。

 未だバイクが戻ってきません。修理工場の方が頑張ってくれており、どうやらうまくすれば買い換えなし、部品のちょっとした交換ぐらいで保たせられる、というところまで辿り着いたのですが、確実にするために現在メーカー側に問い合わせをしているそうで、いまその連絡待ちというところだそう。

 それ故に、普段バイクで赴いている映画館にはしばらく立ち寄れそうもない……と思っていたのですが、西新井の劇場なら自転車でもそんなにかからないのでは、と両親に指摘され、ちょーど早く観たい作品がかかっていたうえ、今週は好天に恵まれそうなのは今日ぐらいしか見当たらなかったので、朝、早めにお出かけ。

 結論から言えば、本当にそんな遠くありませんでした。バイクでかかる時間にプラス30分ぐらいで到着。起伏も少ないので、走る上でもあまり負担はない。……ただ、普通に疲れます。今日はいいんですが、文芸タッチのものとか、退屈な内容だと、疲れで寝てしまいかねない。たまーにやる分にはいいですが、年中だと……体力はつきそうか。

 ともかく、そこまでしてわざわざ観てきた作品は、ティム・バートン監督&ジョニー・デップの黄金コンビが名作童話の世界を広げ、3D方式メインで制作したファンタジーアリス・イン・ワンダーランド』(WALT DISNEY STUDIOS MOTION PICTURES. JAPAN・配給)

 いや、さすがにこのふたりだけあって世界観の完成度は高く、映像とキャラクターの魅力は極上。ストーリーがごく大雑把なのが引っ掛かる、という人もいるかも知れませんが、しかしよく考えると原作自体が奔放なイメージの積み重ねなので、このくらいのほうが原典に忠実とも言える。3Dの仕上がりはちょっと“飛び出す絵本”めいていますが、空想的であることを大前提にした世界なので、却って雰囲気に合っている。このコンビのファンは無論、原作の奔放なイマジネーションに惹かれているような人なら、劇場で観ておいて損はありません。

 普段は西新井で映画を観たあとにはだいたい行きつけの蕎麦屋まで訪れて昼食を摂るのですが、自転車だとさすがに遠まわりすぎるので、同じ建物の1階で銀だこを買って帰宅。

 意外と走り心地も良かったので、今後ときどきは自転車で来てみようかと思います――ただ、移動に時間がかかる分、バイクを利用する場合以上に、天候には気をつけないといけませんけど。

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