レンタルDVD鑑賞日記その109。

• 『エレクション〜死の報復〜』(FINE FILMS)

　ジョニー・トー監督作品、これで観るのは早くも５本目、今月だけで４本です。リストに登録しておいたらたまたま出荷されやすかっただけではありますが。

　これは先月鑑賞した『エレクション〜黒社会〜』の２年後の話。前作は暗黒街を扱っている話にしては珍しく安易に人が死なない、しかし駆け引きは陰湿、というのが見所でしたが、今回はそういう意味では色々と残念――必然的な推移ではあるんですが。しかし、前作で提示した要素を巧みに踏まえてドラマを膨らませ、最後には虚無的な余韻を残してしまう手管は本当に素晴らしい。出来映えとしてはこの前観た『エグザイル／絆』のほうが上ですが、これも傑作。単品で観てもいいと思いますが、やっぱり前作となるべくあいだを置かずに続けて観るのがいちばんいいでしょう。

　諸般事情により借りたDVDを一挙に消化してましたが、これで手許にあったものはひととおり片づきました。次が届くのはたぶん明後日ぐらい。残りのレンタル可能分を消化したあとは、しばらくレンタルを打ち切って、自宅のあちこちに眠っている、買ったけどちゃんと観てないDVDを消化するつもりです。名作とか劇場で観逃したものとか、買っただけで安心してほったらかしというのが結構あるんですが、レンタルを優先しているとなかなか観られないのでねー……自宅で観るのが習慣づいた今のうちに消化します。