今日も観たい映画が公開される……のですが、明日も明後日もお出かけの予定があるし作業も詰まってるし、ということで、出かけることはせず、代わりに自宅にけっこう存在する未鑑賞のDVDを1本消化しました。
- 『エクスタシー』(Sony Pictures Entertainment)
日本で入手可能ななかでは唯一未鑑賞だった、ジェイソン・ステイサム出演作品です。別れた彼女に未練たらたらの男が、彼女が街を去ると知り、送別会に乗り込んだはいいが……。
邦題やパッケージの売り文句からエロティックな内容を想像していたのに、観てみると終始大きなトイレでドラッグをキめている主人公が、やって来る男女に対してひたすら別れた彼女についての愚痴をこぼしているとゆー話でした。イギリス映画っぽいテンポの良さはあるけどとにかく動きがありませんし、もっと色んな意味で興奮する作品だと思いこんでいるとかなり失望します。
ただ、男女のすれ違いについてのドラマだと捉えれば、決して悪い出来ではない。常に自分中心に物事を眺めている男をよく知りながらも、肝心の言葉を口にしない相手に苛立ち悲しむ女、そういう膠着状態が会話を経て解けていく、という流れはなかなかまとまっている。事情は解るけど安易にドラッグ使いすぎちゃうんか、とかあとの友人関係大変じゃないか、とか引っ掛かる点はありますし、掘り下げは甘いとは思いますが、会話劇としてなかなか。
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