到着時間との折り合いで観るものを決める。

 昨晩、ようやく大きな山を越えました。まだ小さな峠は続きますし、そもそも既に次の山が目の前にひとつ聳え立っているのですが、このまま突っこんでいくには気力を充填しないと、というわけで朝から映画鑑賞へ。

 父が久々にゴルフに出かけ、母も早めに外出するから、という理由でついでに早く叩き起こされたこともあって、相変わらずの自転車移動ですが9時40分には到着。なるべく早く戻りたいので、観たい作品も多々あれど、今日は時間の折り合いがいいものを優先しました。

 結果として鑑賞したのは、ジャッキー・チェンのハリウッド進出30周年記念作と銘打って公開された主演最新作、引退して平穏な暮らしを送ろうと考えたスパイが直面するふたつのミッションを描いた、ファミリー・ドラマ×アクションダブル・ミッション』(Showgate・配給)

 ここでは何度も書いてますが、重厚なドラマがきちんと作られるべきだと思う一方で、狙いを絞り娯楽に徹した作品もちゃんとコンスタントに供給されるべきだ、という考え方をしてます。そういう私にとってはまさに理想的な娯楽映画、気晴らしに最適の作品でした。ほぼすべてお約束で出来ていますが、過剰さとリアリティのバランスが絶妙で、お約束だから、という雑さを感じません。アクションのアイディアは全般に凡庸ながら、相変わらずジャッキーらしい小道具を活かした生身のアクションを堪能させてくれますし、ジャッキー作品のファンに配慮したオマージュも多く心憎い。予定調和のストーリーながら、だからこその安心感があります。エンドロールのNG集まで含めて満足の1本でした。

 鑑賞後は行きつけの蕎麦屋まで足を伸ばし、レンタルショップを訪れてから帰宅。……あまりの気温と湿度の高さに、汗だくですがな。

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