- 『怪談新耳袋 殴り込み! <東日本編>』(KING RECORDS、BS-TBS[発売]/KING RECORDS[販売]/DVD Video) [amazon]
作業しつつひととおり鑑賞。昨年の、芸人たちが記録したものとまったく同じものを撮影した、というアレのような解り易いハイライトはないのですが、トンネルの入口と中と双方の視点があったからこそ判明した怪奇現象や、『新耳袋』でも本当に危険度の高い話*1の舞台である八甲田山で確認した幾つかの出来事は、地味ながら怪奇ドキュメンタリーをよく観ている人なら解る、渋い収穫となってます。相変わらずのバカな挑発に笑ってばかりいないで、その辺を吟味して震えてみましょう。だいたい、深夜の山中行軍は、短くても本気で怖がってるのは伝わります。
と、基本的には満足なんですが……さすがにあのラストは酷いぞ。せめてなんでああいうことしたのかぐらい、本篇のなかで言い訳しなさい。いや、あの投げだしっぷりはある意味で好きなんですけど。
コメント
イベントなども遠方のため参加できず知らなかったのですが、「記憶」の映像は殴り込み2のラストのより遥かに凄くないですか?
普通に数年前のほん呪(児島以前)ならメイン級の映像なような。正直西日本編はそこまで怖くなかったんですが、こちらは怖かった。企画的にも怖さと悪ふざけが程よいバランスで、殴り込みは少数精鋭のほうが怖さ的にはいいのかななんて。
と言いつつ西日本編の賑やかさも好きなんですが。
しかしラストは確かになんじゃそりゃでしたね。笑
『記憶』の映像は確かに、紛れ込んだ怪奇映像としてはかなりハイレベルなものだと思います。あそこまで明らかに変、と言える映像は久しぶりでした。
でも、あれは『殴り込み』企画のなかで撮影されたものではないので、新耳Gメンの収穫としてはカウントしてあげません。
西日本編は昨晩半分くらい観て、これから続きを鑑賞するのですが、確かにこっちは東日本に較べるとちょっとインパクト薄いですね。大阪の廃墟とか、怪奇現象抜きにしてイヤな感じの場所を拾っているのはいいんですが、悪ふざけがちょっと行きすぎ。まあ私もそーいうバカさ加減含めて愉しんでいるので、決して駄目ではないんですけど。