試写会に当たったので、六本木へ。いつも誘う某氏は、生活パターンの都合で参加不能、他に見つけることも出来ず、本日はひとりでの訪問です。そして移動手段も電車。さすがに六本木はちょっと遠すぎるし、あいだに起伏が多すぎます。
場所は20世紀フォックス映画試写室。『イーオン・フラックス』の試写会だったと思いますが、あのときに訪れた試写室に非常に近いような。ある程度傾きを変えられる座席はちょっと珍しいものの、正直あまり座り心地は良くありませんでした。あとはまあ、そんなに悪くない会場です。
作品は、『3時10分、決断のとき』のジェームズ・マンゴールド監督、トム・クルーズ&キャメロン・ディアスの共演による、ロマンス風味のアクション・コメディ『ナイト&デイ』(20世紀フォックス・配給)。
予告篇からも解る通り、かなり突飛でコミカルなんですが、そこが愉しい。男のほうが頻繁に女性の意識を奪うもので、やたら場面が切れ切れになっていること、事件そのものの幕切れが呆気ないのがネックですが、しかしこの映画の面白さは、アクション部分が大半ロマンスに奉仕していること。そうわきまえて鑑賞すると、事件のあとの展開がもう痛快としか言いようがありません。こじつけ方が乱暴なのも却っていい。やたら外連味に富んだアクション自体見応えがありますが、でも極めて風変わりなロマンティック・コメディとして観るのがいちばん正しいのかも知れません。私はけっこう好き。
鑑賞後は、この界隈で有名なうどん屋へ。最近、六本木に来たときはよく立ち寄るのですが、いつ覗いても空席待ちの列が出来ていたのに、今日はまったく待たずに座ることが出来ました。もしかして土曜日の12時台が狙い目だったんでしょうか――ただ今日の場合、光化学スモッグの注意報が出ていた影響で、あちこち人出が少なかったそうですから、その影響なのかも。
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