1ヶ月フリーパス4日目、再鑑賞含むハシゴ。

 無料鑑賞早くも4本目、今回はフリーパスの醍醐味、再鑑賞も含めてスケジュールを組んでみました。今年いちばんと言われる猛暑の中を、性懲りもなく自転車にて西新井へ。

 まず1本目は初鑑賞、世界的に好評を博するジュヴナイルを下敷きに、ヴァイキングの少年とドラゴンとの交流を爽快に描き出したファンタジー・アドヴェンチャーヒックとドラゴン(3D・吹替版)』(Paramount Pictures Japan・配給)

 実のところ、次に何を観るか決めあぐねていたので、試しにツイッターで「どれか感想聞きたいのありますか」と問いかけてみたところ、お二方から推薦を受けたのがこれだったのです。それ以前に、『さよなら絶望先生』のあとがきにて、何故か久米田康治がワールド・プレミアに招かれていて、自分でも戸惑いながら賞賛していたのを目にしていたので、早いうちに観るつもりではいました。

 出来映えのほうは……なるほど、珠玉の仕上がり。骨子はとてもオーソドックスなジュヴナイルではあるのですが、ディテールの完成度が非常に高い。当初は立派なヴァイキングになろうと、ドラゴンを倒すことを夢見ていたヒックがいつしか理解者になっていく姿をはじめ、人々の心の流れや物語の繋がりがとても自然。そして、飛行シーンがあまりに魅力的。3Dで観る価値のある映像という意味で『アバター』に匹敵し、内容的にはむしろあちらよりこっちを私は高く買います。無料鑑賞が可能なあいだにもう1回観たい。

 少し間を置いての2本目は、借りぐらしのアリエッティ』(東宝・配給)。もう一度観てみたかった、というのもありますが、実は西新井ではこれのデジタル上映を行っているのです。より美しい画質にて、細部にも気を配りつつ鑑賞――そんなに長い間隔を置いていないのに、充分楽しめたのですから、やっぱりこれも良作です。

 すっかりお気に入りのアリエッティ、劇場の売店では缶入りのメタルチャームを販売しています。6種類のうちいずれか1つが入っている、という類のもので、初日に観に行ったとき購入したものには角砂糖と翔少年をあしらったものが出て来ました。……アリエッティのが欲しかったのに。というわけで、再鑑賞の記念に、もう1個買ってみた。

 蔦と翔少年をあしらったタイプのでした。

 ……さすがにアリエッティをもういちど観る可能性は低いでしょうが、たぶんチャームはまた買う。それでまた翔少年だったらちょっと泣く。

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