1ヶ月フリーパス7日目、移動時間がどんどん短縮される。

 本当は今日は休むつもりだったのですが、どーしても観ておきたかった作品が明日までで終了、明日は封切りのアレを観る予定があるけどハシゴのスケジュールを組むのが不可能だったので、やむなく午後から押さえに走る――文字通り、自転車で全力疾走しました。軽い昼寝が少々寝過ごしてしまい、上映開始まで、いつも通りのペースでは間に合いそうもなかったのです。しかし、足が痺れるくらい懸命にペダルを漕いだ結果、若干余裕があるくらいに到着しました。その代わり窓口に人がいないせいで、チケットの手配に時間を食い、けっきょく予告篇が始まってからの入場となってしまいましたが。

 訪れたのはTOHOシネマズみゆき座、鑑賞したのは『JUNO/ジュノ』の脚本家ディアブロ・コディの第2作、突如変貌した女子高生と、その姿におののく親友の姿を描いたホラージェニファーズ・ボディ』(Showgate・配給)

 監督が、これまでいまひとつの作品ばかりだったカリン・クサマだったのが若干不安でしたが、なかなかの出来。『JUNO/ジュノ』のポップ感覚に『サスペリア』を融合したような仕上がりですが、何より女の子特有の文化や友情に潜む“怖さ”がオカルト的な要素と呼応し合って巧みに描き出されているのがいい。……ただこの作品の“良さ”はほとんど、脚本家ディアブロ・コディと、今回は製作に回ったジェイソン・ライトマンの良さと合致するので、やっぱりカリン・クサマの腕には依然として疑問符をつけざるを得ないんですけど。

 実はもう1本、今日までに行かないとまずそうな作品があったんですが、かかっているのは豊洲――晴海大橋を越えるときを想像するだけで気力が萎えるので、諦めました。しょうがない、もともと今期は観たいものすべてフォローするの不可能なくらい沢山あったんですから、フリーパスが効いているあいだはTOHOシネマズでかかっているものを中心に拾っていきます。

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