レンタルDVD鑑賞日記その141。

　本日はどーしようもなく調子が悪かったので、少し気分を入れ換えるため、借りてあったこちらを急遽鑑賞。

『プロジェクトＡ』(Universal Pictures Japan)

　先日の『ラスト・ソルジャー』プログラムに掲載されていた過去作品の紹介記事と、某テレビ番組の特別コーナーで延々ジャッキー映画を語っていたのに触発されて、思わず借りてしまった１枚。ジャッキー自身の監督による代表作です。

　実はジャッキー自体は昔から好きで、観ていないはずはないんですが――路地裏の、自転車を用いたシーンぐらいしか覚えがありませんでした。沢山観てきたいまの目からすると、ストーリーの雑さがえらい気になりますし、アクションをドラマと結びつける工夫の浅さが勿体なく思えるのですが、そういう不満を凌駕するほどアクションの切れ味、細かな趣向が素晴らしい。さり気なくやっているアクションでさえ、ものすごい訓練や繰り返しが窺えて、色々と観てきた今だからこそ興奮します。全体の完成度という意味では最近の『香港国際警察 NEW POLICE STORY』のほうが上だと思いますが、でもアクションの鋭さ、活きの良さは格段にこちらが上。

　……しかしこれだけ覚えていないとなると、なんか他の観たはずの作品でさえも新鮮に楽しめそうな気がします。当座クリント・イーストウッド出演作を中心に借りるつもりですが、ときどきジャッキー主演作も拾ってみましょう。