未知の定番メニューとの邂逅。

 8月5日に食したラーメンのレポートです。

 映画鑑賞のあと、昼食を摂るため、日本橋ふくしま館 MIDETTEへ赴きました。このとき出店していたのは鈴木飯店。ちょっと個性の強いつけ麺やあご塩のラーメンは既にいただきましたが、ここが東京に持ってきているメニューにもうひとつ、気になっていたものがあった。今回はそちらを注文。

鈴木飯店の会津白べこらぁ麺。

 こちらは会津白べこらぁ麺と言う。調べてみると、どうも会津地方で新しい名物を定着させよう、という意図のもと誕生したメニューのようで、この界隈のラーメン店それぞれに異なる工夫を施して提供しているらしい。牛乳を使用することだけが基本で、ざっくり調べても、各店でちょっとずつ雰囲気が違っている。ふくしま館に来るラーメン店ではここしか提供していないので、挑戦してみました。
 こちらの白べこらぁ麺は味噌と合わせているとのこと……ですが、正直、味噌の印象は薄い。そもそも味噌と牛乳は相性がいい。コーンを散らしているせいもあってか、スープは和風クリームシチューです。
 麺は喜多方ラーメンなどにも通じる中太の縮れ麺。やや弾力が強い印象ですが、このスープの場合、柔らかすぎると吸い過ぎたり、インパクトが負けてしまうので、ちょうどいいようです。
 具材は前述のコーンのほか、チャーシューとメンマ、ネギに糸唐辛子を少し。味噌ラーメンに寄せた具材ですが、このお陰でちゃんとラーメンになってる。ぶっちゃけ、麺とコーンだけなら、食感のちょっと変わったスープパスタ、と言っても通るのではなかろうか。
 牛乳のまろやかさに味噌の塩味が溶け込み、そこに麺やコーンの食感がアクセントとなって、想像していた以上に食べやすい。なにせスープがほぼほぼクリームシチューで、コーンが勿体ない、という心理まで働いた結果、思わずほぼほぼ飲み干してしまった……お陰でこのその透析は、いつもより長めに水を抜く羽目になった。
 鈴木飯店はつけ麺がクセ強め、あご塩はたかはしのほうが強烈、といった理由で、こちらに出かけてきたときふくしま館に出店していても、あまり積極的に立ち寄ってなかったのですが、この白べこらぁ麺はまた食べたいな、という気分になってます。ラーメンとは思えない優しさ、食べやすさは私には最高……だけどガッツリ派のひとには支持されにくいかも。

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