レンタルDVD鑑賞日記その160。

 志穂2度目の演出は何とワイヤー・アクション、な第37話。ほのかがパリに引っ越すかも、という話に動揺するなぎさとひかりを描いた第38話。いよいよトーナメント決勝戦、ライヴァル校との交流を描いた第39話。なぎさの弟がバトミントンの強化試合に臨む第40話。以上、4話を収録。

 亮太がバドミントンをやってたんだ、というあんまり記憶にない事実がクローズアップされる第40話を除いて、ほぼすべていちどは扱った出来事の反復。ただ、第37話は単なるネタに過ぎなかった志穂の映画監督志望、という設定が少し掘り下げられていますし、引っ越しの話は勘違いで終わらせていないので、余韻が違う。そして、これまで名前も顔もない、ただイヤなライヴァル、という位置づけだった御高倶女子学園のキャプテンを登場させ、部活動の中でなぎさがどんな表情を見せていたのか、を別角度から描いているのは出色。締め括りも爽やかです。

 しかし、ドツクゾーンの人々の絡み方はほぼすべて取って付けたような感じになったのは残念。あの戦闘パートを抜きにしても成立してしまう話が多いんだよなー。また、亮太の話がまるっきりその直前の内容を反復してしまっただけ、というのも気になる。ある部分で結果が異なるのが着眼ですが、そう解釈すると、何だか亮太がやたらわりを食ったような気も……。

 ちなみに、この巻からエンディングテーマが変更になってます。奇しくも冬をテーマにした絵で構成されている。従来のエンディングではまるっきりオマケ扱いだったひかりの表情が豊かになっていて、なかなか良い感じ……しかしこのシリーズは一様に曲のインパクトが強いので、すぐには馴染まんのよね。

 これで本篇は残すところあと2巻。しかし、放送当時はちょうどこの辺りで劇場版第2作が公開されていたはずなので、そちらを挟もうか、と思っていたのですが……なんか早く結末が観たくなってきた。劇場版は後回しにして、本篇を片付けちゃおうかしら……。

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