参加20回目にして初めての、2日連続午前十時の映画祭。

 今年の午前十時の映画祭は、新たに選出した《青の50本》と同時に、昨年開催時のラインナップを、2本のみ差し換えて《赤の50本》とし、新たに加わった25の劇場で並行して上映する、という形で実施している――といったことはここでも前に触れた通り。

 さすがに毎週2本とも観るのはちょっときついので、観逃した作品に限り、昨年のラインナップも出来るだけ拾おうと考えています。先週の1本目は『ショーシャンクの空に』でしたが、今週は観たことこそあるものの昨年は逃した作品ゆえ、何とか押さえるつもりでおりました。

 23区内で新たに上映館として選ばれたTOHOシネマズみゆき座は、今年いっぱいは午前十時の映画祭専門館として、全作品を午前十時だけでなく全日上映することになっている。それなら、夕方以降の都合のいい時間帯に観ようかしら、などと考えていたところ、今週は木曜、金曜と跨って雨の予報が出てしまった。近ごろ自転車移動が基本の私は、多少危うくても今日の午前中に出かけるしかない――というわけで、昨日の映画鑑賞の帰りにチケットを押さえたうえで鑑賞してきました。

《赤の50本》、みゆき座での今週の上映作品は、ケヴィン・コスナー主演による野球を軸としたファンタジー的なドラマフィールド・オブ・ドリームス』(東宝東和配給)

 実はこれ、午前十時の映画祭参加作品では僅かしかない、日本での封切りに鑑賞したことのある作品だったりします。色々と思い入れはあったものの、いま観たらどーかなー、などと身構えつつも楽しみにしていた作品だったのですが……当時よりもいまのほうが感銘を受けたかも。こんなによくできた作品だったとわ。

 詳しい感想はこのあとすぐにアップしますが、内容とは別に、八百長疑惑で球界を逐われた名選手とか、PTAでの検閲問題とか、最近やたらとよく聞く話が盛り込まれていて、苦笑いを禁じ得ませんでした。もう20年以上前の作品なんだけどねぇ……。

 多少は降られることを覚悟しての外出でしたが、いざ劇場を出てみると、快晴――とまでは行かないものの雨の気配はなし。あとで再度確認したところ、今夜から明朝にかけて激しく降る、という予報に変わってました。まあ、今日の朝に出かけたのは間違いでなかったらしい。

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