レンタルDVD鑑賞日記その169。

 本日は深夜イベント参加につき、映画はその前に鑑賞することにして、午前中は尺も短いこれを観て過ごしました。

 前々からいずれは観なくては、と思っていた黒澤明監督作品初挑戦です。デビュー作から順に――などと考えたわけではなく、この作品と関連する別の映画を観るための予習としてセレクト。

 冒頭から、戦時中の上映で製作者の意志と関わりなく一部が削除され、原状に戻せなかった、云々という説明があり、事実かなり重要な台詞が省かれていたり、一部のシーンを文章で粗筋だけ記したり、となかなか現代では考えられない状態ですが、それでもひしひしと感じる手応えが凄い。演技も映像、音響も古めかしいですが、王道を完璧に押さえたストーリーと、構図の美しさは絶品です。

 素敵すぎて、さっそく別の黒澤作品も観たくなりましたが――とりあえずイーストウッド作品ぜんぶ制覇してからこっちにかかろう。急ぐことはない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました