レンタルDVD鑑賞日記その199。

  • 『放送禁止動画FILE Vol.1 ツ●ッターでつぶやかれた噂のあの動画が…』(キングエイトファクトリー)

 このあいだ借りてきたのを返すとすかさず別の怪奇ドキュメンタリーを借りてしまうという……そろそろ懲りたほうがいいな俺。

 ただ、これは他のものと切り口が異なり、映っていなくても、何らかの曰くがあって封印されたものを採りあげる、というスタンスで作られている。ですから、最初のエピソードには明らかに妙な映像が入っていますが、他は少なくともすぐに目につくところにはない。切り口としては面白いですし、他社のものと比べて妙に真に迫ったものを感じさせる作りであることは確かなんですが……如何せん、それで怖いか、と問われても、面白いか、と問われても“No”と言うしかない。志は悪くないですが、ただまとめるのではなく、何かしら工夫が必要だと思います。既に7枚ぐらい出ているようですが、正直これはあんまり惹かれない。

 今度の大成龍祭で『笑拳』を観る前に、先行する代表作をちゃんと観ておこう、と取り急ぎ鑑賞――観たことないはずはないんですが、ほんとーに昔はそれほど映画好きでもなかったせいか、やっぱり記憶が乏しい。

 しかし、『蛇拳』で完成されたスタイルを研ぎ澄まし、いよいよ掛け値無しに面白い、という次元に突入していて、もー愉しくて仕方ありません。それでいてキャラクターや武術の精神も疎かにしていないので、不快感も覚えない。ただ、先に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズを観てしまうと、どーしてウォン・フェイフォンが主役でなきゃならなかったのかがいまひとつ謎に感じられるのですが、まーそれは大した問題じゃない。謎という意味では、広東語の音声が一部紛失していて、ところどころ英語になることのほうがもっと謎。こんな人気作なんだから、何とか復元するか、再収録すればいいのにー。

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