今年TOHOシネマズ六本木ヒルズで観る40本目。[午前十時の映画祭(55)]

 2日連続の午前十時の映画祭、本日は六本木です――《青の50本》はすべて鑑賞する、という誓いのもと今年は動いているので、なんとこれで今年に入って40本目。2009年にはTOHOシネマズ西新井で年間63本観ていますが、この調子で六本木通いを続けていると確実にこれを上回ります……解っていたことではありますが、通いすぎ。

 数日前までの酷暑が嘘のように穏やかな陽気となり、自転車を漕ぐのも爽快。汗さえほとんど掻くことなく、いい気分で六本木に到着いたしました。嗚呼、毎回このくらいだと助かるのに。

 作品は、『ローマの休日』『ベン・ハー』の巨匠ウィリアム・ワイラー監督による西部劇、恋人のために東部からの移住を決意した男と、西部の人々との確執を描いた『大いなる西部』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)

 今回はろくに予備知識も仕入れずに鑑賞しました。題名からなんとなく正統派の西部劇を想像していたのですが、むしろ筋立ては正統派を思わせながらも、どこか皮肉めいた描写が多い。それでいて、きちんと西部劇らしい雄大さ、人々の生活ぶりと気概を描いた、見応えのある1本。相変わらず体調はいまひとつで、最初は寝てしまうかも、と思っていたのに、終わり頃には逆に目が醒めていたくらいに面白かった。

 で、まあ、家に帰りついて、昼寝するまでは良かったのですが――そのあと、軽い頭痛と寒気に悩まされております。炎暑に対応した生活をしていたせいで、急にひんやりしたのが一気に影響したようです。過ごしやすくなるにも程がある……明日はどーしても観たい映画の初日なので、それまでに少しでも恢復しておかねば。

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