レンタルDVD鑑賞日記その224。

 きのう鑑賞したのですが、感想をアップするのを忘れてました。

 昨年末に第1作がリリースされた、比較的新顔の心霊ドキュメンタリー……ですが、テイストはいっそ潔いと言っていいくらいに『ほん呪』に近い。採り上げられた映像の方向性、ドキュメンタリー部分の作風もそっくり。ナレーションの印象でさえ似ていますが、恐らくテキスト読み上げのソフトウェアを用いたと思しい無機質なトーンを貫いていて、中村義洋監督の口調とは違う不気味さをたたえています。変に小細工を施していない感じが、逆に好感が持てます。

 ただ、映像のレベルについては……微妙。私はこういうのは本物だろうとフェイクだろうと、怖さ、薄気味悪さ、事象のユニークさが感じられればOK、というスタンスなのですが、これはなんか全体に胡散臭さが色濃い。かと思うと、解りにくいにも程があるだろ、という映像もあって、ちょっと消化不良。

 とはいえ、全体に感触は悪くないので、継続して鑑賞しようと思います。既に3本目まで出ているの。

 上に感想をアップしたばかりですが、さっそく続篇を鑑賞。

 そもそもが狙いを完遂している作品の続きを作る方が無茶な話で、世界観を壊さず話を広げているのは確かなのですが、却ってモヤッとした気分にさせられる話になってしまったことは否めない。中盤以降に登場する、特異な文化を形成した人類にしても、発想は別に悪くないんですが掘り下げが乏しくて、最後の展開がどーも腑に落ちなくなってしまった。前作はそのアイディアと描写の確かさ故に、映像技術が今より劣っていてもなお優れたSF映画たり得ていますが、こちらは完全に古びてしまっている。詰まらなくはないんですけど、やっぱり蛇足と言うほかない。

 しかし、それでも気になるので、引き続き第3作も鑑賞します――来週、プリクエルが日本公開されるまでに残り3作観られるだろーか。

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