……上のツイート一覧からも解るとおり、深夜にようやく懸案がひとつ完了。かなりずれ込んでしまったため、すぐにでも次のステージに進まないといけない状況ではありますが、しかし一度気分を切り替えないといけません。
……と言い訳して、朝からお出かけ。午前十時の映画祭《青の50本》の本日上映分のチケットを日曜日時点で確保してあったから、というのもありますが、先日伝手からご厚意で頂戴した、東京国際映画祭の引換券の有効作品のうち、今日付けの分に非常に観たかったものが含まれていたので、少し早めに六本木入りして、窓口にて交換しておきたかったのです。どう考えても食事の時間がないので、到着後に食べるつもりで菓子パンを携えて出かけたのですが、朝食抜きで六本木の坂を上るのがあんなにきついとは思いませんでした……。
ある事情から窓口で揉めたものの、無事にチケットを確保。揉めた理由については、説明が長くなるので省略します――要は、日曜日の『夢遊』のときといい、東京国際映画祭事務局の配慮が足りないんじゃないか、という点に帰結するんですが、不満はきっちり伝えたので良しとします。
そして鑑賞した今週の午前十時の映画祭《青の50本》作品は、ティム・バートン監督×ジョニー・デップ初顔合わせにして代表作、『シザーハンズ』(20世紀フォックス配給)。感想は……諸般事情から、これを書いている時点でもう細かいほうがアップ済なので省略。
いつも通り、うどん屋にて昼食を摂ったのち、いちど帰宅。今朝方の無茶が祟って体調が劣悪だったので、少し長めに昼寝をして、『シザーハンズ』の感想を8割方仕上げたり、火曜日の習慣であるペットボトル潰しを先に済ませておいてから、もういちど自転車にてお出かけ。劇場は日比谷にあるTOHOシネマズシャンテです。
鑑賞したのは、ネット上に公開されたトレーラーが日本でも話題となり、遂に日本での劇場公開も決定した、インド産SF娯楽大作『ラジニカーントのロボット(仮)』(Unplugged配給)。ちゃんと劇場公開されるならそっちで鑑賞しよう、と思い、ラインナップで目にしても注文には加えていなかったのですが、引換券のなかにタイトルを見付けて、堪らなくなってしまいました。……意図したわけではないのに、『シザーハンズ』と同じ人造人間が題材だった、という符合にも背中を押されてしまって。
都合、2時間50分。長い。歌も話も長い。だが面白い。語り口が香港映画っぽく荒唐無稽、奇想天外な趣向がやたらと注ぎ込まれていますが、意外にも――と言っては失礼ながら、すごくきっちり組み立てられたSFになっている。やたらと長い尺のなかに、しかし娯楽映画として必要なものはぎっしり詰めこまれていて、ひたすらに愉しい。観たあとしばらく頭のなかがラジニ様一色に染めあげられてしまうくらいインパクトの激しい1本でした。素敵すぎる作品なので、劇場公開されたら是非ともご覧ください。私ももう1回観るわ。
……それにしても、映画館に入る前、ポスターの写真を取っていたときに、英語で「私はインドから来ました。お金がなくてとってもお腹が空いています。奢ってくれませんか」と話しかけてきたインド人のおにーちゃんはその後食事にありつけたんでしょうか。これからインド映画を観ようとしているときに話しかけてきた出来過ぎっぷりに、余裕があれば奢ってあげてもよかったんですが、生憎時間も懐も余裕がなかったのです。映画の中身に絡めた誰かの仕掛け、とかいう可能性も未だ疑ってたりしますが。
コメント