考えようによっては、リターン・マッチ。

 週末恒例の封切り鑑賞です。今週の目的地は……渋谷。

 まだ体力が万全でないため、電車を利用しましたが、脳裏を否応もなく過ぎるのは、途中でいちど駅に下りねばならないほどの体調不良に陥ったのがこの渋谷への道中だったことです。あとで考えれば、出かける前から既に体調は崩していたのですが、やっぱり思い出してしまうと若干の躊躇いがある。しかし今日観たい作品は渋谷単館上映、他の作品を選ぶとずるずると見送りけっきょくは観逃してしまいそうな気がしてならなかったので、意を決して出かけました。

 昨晩からまた胃の具合がおかしくなっていたのですが、今回はもう早いうちに席に座ってしまったこともあって、途中下車することもなく無事渋谷に到着。劇場はシアターN渋谷、なので毎度の如く階下のアニメイトで時間を潰したりしつつ、開館と共に入場。

 本日の作品は、『THE WAVE ウェイヴ』で注目されたドイツの俊英デニス・ガンゼル監督によるヴァンパイア・ストーリーブラッディ・パーティ』(Showgate配給)。まだ日本での配給が告知される前から気になっていた作品なので、どーしても観たかったのです。当初は同日封切りの『ホーボー〜』とハシゴするつもりでしたが、あちらは試写会で鑑賞出来たので、とりあえず今日はこちらだけ。

 日本での宣伝はお色気やスタイリッシュさに特化していましたが、観てみると意外なくらい正統派のヴァンパイアものに仕上がってます。語り口は現代的ですが、ヴァンパイアの特性をうまく活かしたエピソードの構成、ドラマの組み立てが秀逸。これはけっこういい作品だと思う。既に詳しい感想は書き上がっているので、このあとアップします。

 まだ胃がシクシク痛んでいましたが、昼間、渋谷を訪れたときは基本的に、ある蕎麦屋で昼食を摂ることにしている。しばらくご無沙汰だったこともあって、ええいままよ、と思い切って訪れ、カレーうどんを注文――問題なく完食できました。どうやら映画館を出たあたりで覚えていた胃痛は、中になにも入っていないが故に上げていた悲鳴だったらしい。食べたらいいのか駄目なのか、今回の不調は判断がしづらくて困る。

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