ここに来て、午前十時の映画祭《青の50本》は月曜日に観に行くのがなんとなく定着しつつあります。今週も流れに従い、さっさとチケットを確保してしまいました。
但し、移動は自転車ではなく電車。体力的にはほぼ恢復したものの、昨日からどーにもテンションが上がらず、気分転換プラス近いうちに観るつもりの映画の予習代わりに手をつけた本がヤマ場に来てしまったので、移動中に読んでしまいたい、と考えたわけです――自転車での往復に要する時間が、けっこう読書の時間を奪っている感は否めない。今年はもともと午前十時の映画祭だなんだで映画を観る本数が多くなったため、経費を減らすためにも自転車を活用してましたが、来年はこの辺も調整するべきかも。
今週の《青の50本》作品は先週に引き続きフェデリコ・フェリーニ監督作品、ローマを舞台に人々の堕落や退廃を象徴的な映像で綴る『甘い生活』(イタリフィルム配給)。
先週の『道』がツボに嵌ったので楽しみにしていた作品ですが……ちょっと色々と失敗しました。だいぶ恢復したとは言い条、まだまだ少し微妙な体調ゆえに眠気が酷いところへ、尺の長さを考慮するのを忘れていた。……終盤、眠気と尿意との戦いに陥ってしまったのです。
あとにして思えば、途中少しぐらい見落とした程度でも支障はない内容だったのですが、抜けるとまずい気がして耐えつづけ、あと数分、というところで座席から通路に出て、エンドロールになったらすぐにスクリーンを出る、という何とも慌ただしい顛末に。もう少し落ち着いて鑑賞したかった……。
内容のほうは、期待とは違っていたものの、さすがに見応えがありました。ストーリーと呼べるようなものはない代わりに、深読みするポイントが随所に設けられている。……だからこそもっと落ち着いてだな(以下略)
鑑賞後は毎度のようにうどん屋へ。今日はおつゆまで飲み干しました。
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