日曜日に観るべきだったのだろうか。[午前十時の映画祭(94)]

 今週は月曜日が祝日だったので、最近月曜恒例にしていた午前十時の映画祭《青の50本》鑑賞を少し遅らせて、水曜日に回しました。……あとで思うと、祝日のほうが途中の道は空いていたんだし、ここしばらく父が早起きしている都合で、私も比較的早い時間に叩き起こされることが多いので、月曜日でも良かったかも知れない。

 何はともあれ本日の作品は、第二回のラインナップが発表された時点で話題になっていた、初公開時に政治的問題から公開中止を余儀なくされ、日本ではこの午前十時の映画祭が実質的な封切りとなった、トマス・ハリス原作による謀略サスペンスブラック・サンデー』(Paramount Japan[発売])。発表された段階から大変楽しみにしておりましたが、開始1年近く経ってよーやくお目にかかることが出来ました。

 詳しい感想はあとに譲るとして……発表当時は、映画祭の主要館である六本木での上映がなんで最後のほうなのか、と訝っていましたが、観て納得。作中、クライマックスの日時が、ちょうどいまごろなのです。……そう考えると、これは月曜日に観るのではなく、意地でも日曜日に観るべきだった気がする。臨場感は半端じゃなかったはず。

《赤の50本》のほうは来週で完結ですが、《青の50本》六本木での上映は、昨年3月の震災の影響でまだ6本残っています――いや、もう残すところ僅か6本と言うべきか。うち1本は、まだ主催者側が判断を迷っていた時期に鑑賞出来たので、私にとってはあと5本。思えば遠くへ来たもんだ。

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