封切り作品があるので、今日も映画鑑賞です。鑑賞後に行きつけの蕎麦屋に赴いて、揚げ玉を貰ってきたかったので、今月1日以来のTOHOシネマズ西新井へ……家を出るとき、空模様に不安を抱きましたが、天気予報では終日曇りだったので、まあ大丈夫だろう、と軽く考えたのが間違いでした。
現在、TOHOシネマズでは自動券売機の導入を一斉に進めていて、22日にこの西新井でも新設されました。渋谷での決して芳しくない状況を目の当たりにしていて、個人的に心配はしてましたが、私自身も苦情を入れたことがありますし、他にも危惧の声は多々あったようなので、何らかの対策を講じた上で導入したのだろう、と思ったのですが……正直、あんまり反映はされていなかった。
そうでなくとも西新井の客層は小さな子供や親子連れ、年輩の方が少なくない。特に平日の早い時間帯だと、私のような自由業であったり、時間に融通の効く人間以外は観に来るはずがないので、勢い年輩の方ばかりになる。列が続いていても、多くの客は僅か2つの窓口のほうを選んでしまいますし、券売機を利用しようとしてもまごついてなかなか購入出来ず、結果的に職員とマンツーマン、という状況になってしまう。価格を抑えるため、人件費削減の意図で券売機の導入を推進している、という話ですが、まだ客への配慮が足りない、というのが率直な感想。別に導入するな、というわけではありませんが、過渡期だ、ということを考えて、もう少し柔軟に対処して欲しいところです。
ともあれ、本日のお目当ては、全作から実に約10年振りとなる久々の続篇、宇宙人監視のために設立された組織の活躍を描いたSFコメディ『メン・イン・ブラック3(3D・字幕)』(東宝東和配給)。不確定情報だった(ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのギャラで揉めている、なんて噂が出ていた)時点から愉しみにしていたので、初日に観ないわけにはいかないのです。
期待通り、いい意味でのマンネリ感が漂う、潔い娯楽作品。宇宙人のヴィジュアルの面白さやふたりのエージェントの人物像とその掛け合いの妙で笑わせたうえ、最後にはちょっとしたサプライズを仕掛けることも忘れない。もっと詰めこんでも良かったように思いますし、基本的にはぬるい内容なんですが、そのぬるさが心地好い。わりとしつこく言ってますが、こういう観終わったあと何も残らない、スッキリした娯楽作品だって必要なのです。
そして鑑賞後、建物を出てみると――少しパラパラと雨が降っている。それでも、そんなに降るまい、と考えて、念のために蕎麦屋に電話をしてみたら、既に今日の分は切れてしまった、という話。やむなく建物の中に戻ってフードコートで食事をして出てみたら、すっかり本降りになっていました。
自転車を置いて帰るわけにもいかないので、念のために鞄に入れていた、フード付きの上着を着て申し訳程度にごまかしつつ、自転車を漕いで帰宅。普通に帰るより疲弊して、昼寝からなかなか目醒めることが出来ませんでした……思えば西新井では、前回も天気予報が外れて盛大に降られている。困ったもんだ。
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