似ているようでとても違う。

 2日連続の映画鑑賞、しかも昨日と同じ六本木へ行ってきました。昨日ちらっと触れた、『幸せへのキセキ』とどちらにするか迷っていた、上映終了間近だった作品を、とにかく劇場で押さえておこう、と、気になっている封切り作品をあとまわしにして観てきた次第。

 昼間は、しばらく縁がなく立ち寄れなかった行きつけの蕎麦屋を、両親の車に便乗して訪れ、夕方から電車にて、いったん秋葉原でちょこっとだけ買い物をしたあと六本木へ――さすがにこの雨模様のなか自転車で走り回る気にはなれません。仮に合羽があったとしても、始末に困るので。

 劇場は、最近縁のあるシネマート六本木。作品は、アンディ・ラウ主演、過去に遡っての暗殺を阻止すべく、2080年から時間を跳躍して2020年にやって来たアンドロイド警官の活躍を描いたSFアクション未来警察 Future X-Cops』(AMGエンタテインメント配給)

 上映規模やちらほらと聞こえてくる評価から察しはついていましたが、もう本当に漫画的、潔いくらいにB級。同じアンディ・ラウ主演『王朝の陰謀』がCGやワイヤーを多用したアクション、空想的な世界観、という意味ではほとんど一緒なのに、どうしてこうも手触りが違うのか。しかし、あまりにツッコミ放題で妙に緩いストーリーに、往年の香港映画に通じる味わいがあるのも確か。乱暴だし察しもつきますが、いちおうは仕掛けも用意してあって、締め括りも綺麗。人によっては「バカバカしー」で済ませてしまうでしょうが、この味わいは素敵。ぶっちゃけ、豪華な日曜朝の特撮、みたいな代物ではあるんですが。

 鑑賞後はただただまっすぐ帰宅。この多忙のなか、2日連続でハシゴはさすがに出来ません。

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