バットマン ビギンズライジングナイト at TOHOシネマズ六本木ヒルズ。

 昨日の続きです。

 電車にて向かったのは、TOHOシネマズ六本木ヒルズ。何だかんだとイベント上映のたびに訪れているので、今のところ今年いちばん観ている本数の多い劇場です――正直、手際が悪くて、サービス面では不満の多い劇場なんですが。今回も、比較的キャパの大きいスクリーンを使用していて、深夜帯の上映とはいえ金曜日で客が多いのに、休憩時間を15分しか設けていないため、コンセッションで食べ物を買おうとすると、列に並んでいるうちに上映が始まってしまう、というひどいスケジュールの組み方をしている。コンセッションに人を増やしても捌ききれない、と感じた時点で何らかの対応をしないと、食べ物を買いに来た人にとっても、座って上映を待っている人にも迷惑でしょうに。最近営業を始めたばかりだ、というわけでもイベント経験が少ないわけでもないのに、この機転の悪さは何なんだろう。

 何はともあれ本題。数多くの記録を打ち立てた『ダークナイト』を踏まえ、クリストファー・ノーラン監督×クリスチャン・ベールによるバットマン・トリロジー完結篇として製作されたダークナイト ライジング』(Warner Bros.配給)の日本公開に際して、各劇場で旧作2本のリヴァイヴァル上映を行っているのですが、TOHOシネマズ六本木ヒルズでは久々のイッキミ企画として、『バットマン ビギンズライジングナイト』と称し、オールナイトでの3作一挙上映という趣向にしたわけです。『ダークナイト』はブルーレイで購入し何度も観ていますが、『〜ビギンズ』についてはソフトを購入するタイミングを逸してきりなので、案外細かいところを覚えていないのです。どーせ予習するのなら、と発売後即にチケットを購入しました。

 ……この選択は正しかった。たぶん『〜ライジング』だけでも衝撃的なシチュエーションとクライマックスの畳みかけるようなアクションと緊張の連続に痺れると思いますが、3部作として締めくくるために、過去の描写やモチーフを巧みに援用している。『〜ライジング』の中心を為すモチーフが『〜ビギンズ』で描かれたトラウマと対比されているのは、事前に提示されていた情報で薄々察しはついていましたが、続けて観るとこれが凄まじく徹底されている。あんまり詳しくは触れませんが、シリーズ前2作を何度も観た、というひとなら、いちいちゾクゾク来るはずです。そして結末も確かに壮絶。評価が定まるのはまだ少し先のことでしょうが、間違いなくこれは伝説になる3部作だと思います。ほんとーに凄かった。あまりに強烈だったので、劇場公開しているあいだに、なんとしてでももう1回観ておきたい、とさえ思ってます。

 開映が21時、終映が29時15分、というとんでもない長尺で、さすがに眠くなるのでは、と思ってましたが、怒濤のクライマックスにかなり眠気も吹っ飛んでしまいました。いつも行くうどん屋は結構早朝まで営業しているので、コンセッションで食べ物を買わなかったぶん空腹になっていたのをここで癒し、それからネットカフェに入って休憩がてら時間を潰したあと、電車にて某所に立ち寄ってから帰宅。猛暑ゆえ、そんなに仮眠も取れませんでしたが、シャワーも浴びたのでだいぶすっきりしました。

 ……で、これからまた出かけるのです。今夏はイベントが重なりすぎだ……。

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