『怪談新耳袋殴り込み!劇場版<東海道編>』初日舞台挨拶つき上映。

 昨日同様に早めに夕食を摂って、電車にて出かけたのは渋谷。やはり本日初日である、昨年に続いて登場の連作第1弾怪談新耳袋殴り込み!劇場版<東海道編>』(KING RECORDS×Astaire配給)の初日舞台挨拶の回を鑑賞するために馳せ参じました。

 舞台挨拶は上映前。プロデューサーでもある出演者・山口幸彦の司会で、“新耳Gメン”こと、ギンティ小林田野辺尚人、市川力夫、今宮健太、後藤剛、青木勝紀監督らのトーク……と言っても、全員喋りのプロでもなければ本来表舞台に出る人たちでもないので、基本グダグダ。いちおうこれから鑑賞する映画の紹介にはなってましたが、ギンティ氏は田野辺氏に「映画評論家なのに内容喋りすぎ」と突っ込まれたり、マスコミによる撮影でも要求に応えきれず「このくらいでよろしいでしょうか」となったり。まあ愉しかったから良し。

 肝心の本篇のほうは、監督が村上賢司氏から、以前よりスタッフとして同行していた青木氏に代わったせいなのか、自主映画っぽい雰囲気が増したように思います。基本線は押さえて堅実に撮っている……のはいいんですが、ちょっとミッションとして空振りしているところもあるし、成果の方向性がムニャムニャなのでやや点数を抑えたくなるところ。しかし、冒頭のキングレコード地下スタジオと、舞台挨拶でも“いちばん怖かった”と一同が口を揃える終盤のトンネルのくだりは、ミッションが笑える一方で、怖さもビンビンに伝わる、かなりのレベル。やっぱり大勢で鑑賞して、笑ったり訝ったり、という反応を共有するのが愉しいので、そういう楽しみ方がしたい方は劇場にお越しください。

 なお、来週にはもう1本の新作『<北海道編>』が上映されますが、そっちも初日に馳せ参じる……かどうかはちょっと不明です。時間割が厳しいのですわ……

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