久々のBDT。

 ほんとーは先週観るつもりでいた作品でした。しかし、『奪命金』が最終日だったのでそちらを優先、後回しにしていたのを、今日取り急ぎ観てきました。夕方から用事があるので、本当なら家でDVDを観る程度に留めたかったんですが、最近、観たい作品もかなり取り漏らしがちなので、予定に多少余裕があるなら、なるべく押さえたいココロ。

 訪れたのは、ロードショー館に復帰して間もないTOHOシネマズみゆき座、鑑賞したのは、ドン・ウィンズロウの小説を作者も交えて脚色、『プラトーン』のオリヴァー・ストーン監督が映画化した、予測不能のクライム・ストーリー野蛮なやつら/SAVAGES』(東宝東和配給)

 なんでこれが楽しみだったかと言えば、我が最愛の俳優のひとりベニチオ・デル・トロ久々の出演作だからです。他にもトラヴォルタにサルマ・ハエック、若手注目株のテイラー・キッチュアーロン・ジョンソンなど豪華なキャストが名を連ね存在感を発揮してますが、私の期待通りにデル・トロが凄まじく気を吐いていて幸せ。複雑に思惑が入り乱れ、先読みの出来ない展開の果てに、待ち受ける意表をついたラスト。非情なストーリーのようでいて、随所に人間味のようなものも加味されており、ラストも独特の味わいがある。残酷ですし、内容的にも癖があるので、あんまり積極的にお薦めは出来ませんが、かなりの快作。

 それにしても今日は、予想外の冷え込みに並行しました。先日出かけたときと同じ感覚で、似たような服装で自転車に乗ったら、途中で寒さにめげそうになりました。まあ、先月辺りに比べればだいぶ暖かいのですが、それでもこのあいだの陽気との落差が大きすぎる。

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