フリーパスが効くあいだに少しでも心残りを減らしておくべく、今日も映画鑑賞へ。
今回の行き先は有楽町、TOHOシネマズ有楽座です。お目当ての作品の内容に加え、まだ春休み期間中、しかも映画サービスデーということもあって、けっこう混雑になっているのでは、と危惧しましたが、私がふだん選ぶような前列中央付近は余裕で押さえることが出来ました。
鑑賞したのは、ディズニー・スタジオ最新作、『トイ・ストーリー』に似た世界観でゲームを題材にし、ヒーローになろうと考えた悪役ラルフの悪戦苦闘を描いた『シュガー・ラッシュ(3D・吹替)』(Walt Disney Studios Japan配給)。
ゲームが題材、しかもそれ故に日本産ゲームへの敬意が強い、という話だったので期待していた1本。まあそれを抜きにしても、ジョン・ラセターが責任者になってからのディズニーにハズレはないだろう、と思ってましたが、やっぱり鉄板の良作。正直なところ、序盤、脇役たちのラルフに対する扱いが逆にイジメにしか見えないのが若干引っかかりましたが、それ以外は細部まで気配りの行き届いた見事な仕上がり。子供にとって親しみやすい内容なのもありますが、しかし実は、私と同じように初期のファミコンなどに親しんでいる、まさに昔からのゲーマーにとってニヤリとさせられる描写が随所にあるのもいい。当初アカデミー賞最有力と目されていましたが、それも当然の傑作……いや、『メリダとおそろしの森』も名作ですけどね。
ただ、この作品の場合、併映された短篇『紙ひこうき』が鳥肌モノの名作なので、あれを先に見せてしまっているのはけっこうリスクなのではないか、という気が。これ、アカデミー賞発表前に、某番組で全篇流しているのを観たときから、震えが止まらないくらいの名品でした。この作品を大スクリーン、しかも3Dで観られるのも実は楽しみだったのです。
次の映画鑑賞は早くても明後日の予定。いま想定しているペースだと、フリーパスで鑑賞しようと思っていた最低数は来週中にクリア出来そうですが……まあ、そう思うようには運ぶまい!
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