トラウマからの脱却。

 依然として体調は思わしくありません。処方していただいた薬で和らいだとはいえ、まだ痛みが残っており、昨日とさほど変わらない時間に目が醒めてしまう。ただ、昨日よりは幾分マシな状態ですし、既にチケットを確保してしまっているので、眠気をこらえてお出かけ。

 向かったのはTOHOシネマズ六本木ヒルズ。さすがにゴールデンウィーク終盤の連休に入った直後なので、朝早めですが既に人出が多い。売店で飲み物を買っていたら、スクリーンに着いたのはけっこうギリギリの時刻でした。

 本日は新・午前十時の映画祭の2本目、ローマの休日』(パラマウント配給)です。劇場では3度目の鑑賞、前回観たのは、2011年3月11日でした。だから、けっこう本気で観るのに覚悟が要ったのです。観たら何かが起きそうで。偶然だと解っていても、そういう思い込みはなかなか拭いにくい。

 目醒めたのが朝早すぎ、しかも体調はまだ思わしくなく、六本木までの移動で消耗しているので、かなり眠かったのは否めませんが、それでも最後まで観られたのはやっぱりいい映画であるからこそでしょう。短い尺に要素を詰めこんだ構成の巧さを再確認したり、実はグレゴリー・ペックのアドリブに素の反応をしたオードリー・ヘップバーンの様子をそのまま捉えたのだという真実の口のシーンを吟味したり、と全体よりも細部を堪能してきました。いい映画は何度観てもいい。

 鑑賞後はいつものうどん屋へ……と思いましたが、ゴールデンウィークなので当然のように大混雑している。まあ、次は平日に来るはずなので次回にしよう、と考えて、移動経路の途中にあるラーメン屋で昼食を摂り帰宅。

 ひと休みしたら、きのう手をつけられなかった映画感想を仕上げる……はずが、さすがにこの体調でいつもと同じ行動をした無理が祟ったようで、結局朝方と同じような状態で集中力が続かず。少し手をつけましたが、片づきそうもないので、もう明日に回します。どのみち明日は出かける予定はないのだ。

 先日からの体調不良で集中して観られなかったのは残念ですが、しかし観終わったあとで悪いことはありませんでしたから、これで悪いイメージは私のなかから払拭されました。次の機会にはもっとゆったりと鑑賞しよう。

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