レンタルDVD鑑賞日記その343。

 白石晃士監督が昨年ぐらいからずっと続けて発表している、低予算によるフェイク・ドキュメンタリー・スタイルのシリーズ第4作。Twitterで誰かが言及していたのがこれだったので、とりあえずこれから借りてみました。

 ……面白かった。フェイク、かつ低予算だから出来る無茶苦茶な趣向にちょっと痺れるくらい。映像加工の技術は洗練されていないんですが、しかしそれ故の安っぽさが変な凄味に繋がっていたり。普通のドキュメンタリースタイルではあり得ない、時間の跳躍や、とんでもない次元に話が広がっていく趣向に驚くやらぽかんとするやら。無茶苦茶やんB級やん、とツッコミたいのも当然だと思いますが、あまり技術的なことに囚われず、世界観の異様さ、突き抜けた怪異を描くことに徹底した姿勢は素敵。やっぱり白石監督は、こーいうのを撮らせると逸品だと思う。

 でもこれ、1作目から順番に観るのが正しそうなので、次は第1作を観て、気持ちが乗っていたらもー1回借りてみようかと思います。しかし工藤さん、何に気づいたんだろうねぇ。

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