レンタルDVD鑑賞日記その528。

  • 『暗黒映像DX アクシデント編』(アムモ98)

 以前にエロティック編というのを借りたことがありますが、あれと同様、『暗黒映像』シリーズからのセレクションです。こんどは全篇、想定外のアクシデントがテーマになっている。

 エロティック編に比べると、記憶しているエピソードが少ないのは……たぶん出来が微妙すぎて記憶から排除してたんだろうな〜。様々なシチュエーションを網羅しようとする意欲は認める、のですが、如何せん、あちこちに説得力を欠いていて……嘘に付き合ってあげたくてもツッコまざるを得なくなる。

 バンジージャンプの“事故”は明らかに物理的におかしな動きをしてますし、バイク事故のエピソードはぶつかった際の描写が雑なのに加え、関わった人々がそこに無関心なのも不自然。あんな衝突の仕方があるか。そしてさすがにあの行動は警察が問題にするだろ。

 そして全体に芝居が拙い。スタッフが語るシーンは、まあ素人だから、と許容するにしても、肝心の映像に芝居臭さが残るのは、演者の表現力不足以上に、演出担当の無神経さに起因しているように思われます……つまりは作り手の力不足。

 調子が上向いている『Not Found』とか、個人的にはいま特に高く評価している『XXX』とか、優秀なシリーズも抱えているアムモ98ですが、おんなじメーカーであっても、やっぱり仕上がりを左右するのはスタッフの能力らしい。ほんとに、趣向は多彩さは認めたいところなんですけど。

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