爆笑問題withタイタンシネマライブ#24。

 本日は、2ヶ月に一度のお楽しみ、タイタンシネマライブです。だいぶ前にチケットは確保しており、可能ならそれに合わせてもう1本、というのがふだんの流れなのですが……うまく噛み合わず。移動の際に立ち寄りやすい有楽町・日比谷界隈でなんとか見つけたものの、出かける時間がかなり早まってしまうため、最終的にはお目当てのシネマライブのみに絞ってしまいました。ほかにも、朝から予定外の出来事で気力を消耗した、という事情もあるのですが。予報されていた雨がばっちり移動時間にかかってしまったので、移動も自転車ではなく電車です。しかも、開始時間を15分遅く勘違いしてしまい、間に合いはしたものの、最後は早足で歩くことに。実にままならない。

 で、今回のシネマライブは……実に濃かった。のっけから日本エレキテル連合瞬間メタルがいつもと違う趣向のネタで観客を唖然とさせ、ゆりありくのスピンオフユニット“さるクロ”ことおさるクローザーsixがどう考えても予定外の展開でゆる〜い笑いを誘ったかと思えば、宮地大介がいつものラジオスタイルで超常現象ネタを仕掛けてくる。宮地のネタは、個人的にはもうちょっと濃ければな、という印象だったんですが、年齢層の高いタイタンライブでもこれがたぶん限度だろうなー。途中で超常現象絡みの専門家の名前をやたら挙げてましたけど、反応が薄かった。

 続いては初登場のタイムマシーン3号。正直、名前をなんとなく聞いた覚えがある、くらいでよく知らなかったのですが、実に面白かった。体格をネタにした掴みから、ひたすら明後日へと転がっていく話芸が見事。けっきょく何の話だったっけ、と首を傾げつつも満足度は高かった。これを受けて登場したパペットマペットは序盤こそいつも通りのネタかと思わせて、結果として彼らにしか出来ないエッセイ的なネタ。大笑いまではいきませんでしたが、私は愉しかった。

 しかし、今回いちばん強烈だったのは続くふたりです。長井秀和からカンニング竹山のライン。長井秀和は、まあこのライブを毎度鑑賞している者にはお馴染みの、あんまり触れたくないネタなんですが、竹山はこれにモロに絡んで話芸を展開していった。どうやら単独ライブでのスタイルを短縮版で行った、という趣向のようですが、テレビで見せるキレ芸には収まらない、自らの身を切った毒と笑いの匙加減が素晴らしかった。たぶん今回、いちばん笑った。

 次はこちらも初登場のジャルジャル。ネタの一貫性、という意味では今日いちばんの練り上げられた内容なんですが、如何せん竹山のネタまでで、観ている側がすっかり体力を消耗してしまっていたのが……いや、そりゃ私の事情か。でも本当にネタの仕上がりは素晴らしかった。続くBOOMER&プリンプリンはいつもの微妙なパロディネタではなかったものの、雰囲気は相変わらずで良くも悪くも安心して観ていられる。そしていつも通り、そのあとを爆笑問題が引き取り、芸能・時事ネタでまとめて終了。

 私自身が今回、ギリギリで駆け込んだから、というのもあるのでしょうが、内容自体もいつも以上にスピード感があって、あっという間の約2時間でした。やっている方もギチギチだったのか、最後の挨拶が駆け足になってしまったのが残念。いつも思うんですが、タイタンメンバーより先にゲストに話を振った方がいいんじゃないんだろうか。

 ほとんど常連同然に毎回訪れてますが、来れば来るほど愉しんでいる気がするこのライブ。1回ぐらい、中継映像ではなく生で鑑賞したい気もしますが……でもきっと次回も六本木で観ます。

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