きのうに続いて、13日封切り作品を鑑賞するべく朝からお出かけ。本日はTOHOシネマズ西新井です。六本木であれば2作品とも観られたんですが、あっちは英語字幕つき、という付加価値が私には却って邪魔だったので、ハシゴはさっさと断念したのですよ。
というわけで本日の作品は、クリント・イーストウッドが監督としての地位を確立した記念すべき名作を、『悪人』の李相日監督に、渡辺謙、柄本明、佐藤浩市と名優を揃え、舞台を明治初期の日本に移してリメイクした『許されざる者』(Warner Bros.配給)。
ちかごろすっかりイーストウッド監督のファンで、西部劇と時代劇との親和性も痛感していましたから、この企画を知ったときから愉しみにしていましたが、予想以上に完璧。プロットをほとんど変えず、見せ場の設定もほとんど温存したまま、見事に開拓期の北海道に物語を根付かせている。それでいて、オリジナルと変えているポイントが主題を壊すどころか、より深める役割を果たしていて、あのプロットが持つポテンシャルを引き出している。オリジナルに愛着があっても文句なし、単純に時代劇として鑑賞しても極上の名品です。いまのところ、私にとっての今年度ベスト5ぐらいは確実。
鑑賞後は行きつけの蕎麦屋へ――前回から間隔があまり空いてませんが、機会を逃すとえんえんご無沙汰になってしまう、と痛感したので、来られるときには足を運ぶ。うどんが切れていて蕎麦のみでしたが、もともと蕎麦が美味しくて常連になった店なので何の問題もない!
なお、詳しい感想の方は、けっこう順調に書けていたものの、途中で余所見をしたり浮気をしたせいでちょっと進行が遅れ、日付が変わるまでに仕上がらなかったので、明日アップ致します。とりあえず、重みのある時代劇であることは保証する。
コメント