バタバタし通し、わが初詣。

 一昨日は思わぬ展開で中止してしまった初詣を仕切り直してきました。

 向かったのは、TOHOシネマズ六本木ヒルズ。いつもよりも早い時間にゆったりと……と思って家を出たのですが、道は空いているけど信号のタイミングが悪く、結果として想定よりも更に遅れて到着。それでも出かけた時間が早めなので、余裕は充分にありましたけど。

 2014年の映画はじめ、仕切り直しに選んだのは、今年も通うつもり満々の新・午前十時の映画祭作品、ジョージ・ルーカス原案&製作総指揮、スティーヴン・スピルバーグ監督という組み合わせで公開当時から話題となり、今に至るまでアドヴェンチャー映画の代名詞として語り継がれている傑作レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(パラマウント×CIC配給)です。例によって、観たことがないはずはないんですが、きっちりとした記憶がないので、感覚的には初めての鑑賞。

 現在も定番になっているほどなので、クオリティは折り紙付き――とは言い条、やっぱりストーリーの構成はどこか幼稚で不自然。ただ、本篇は冒険部分の興奮もさることながら、アクション描写に容赦が無いことこそ特筆すべき点だ、というふうに感じました。罠にかかった人物の姿をかなり生々しく見せたり、ど派手な格闘場面で犠牲になった敵たちのなんとまあ悲惨なこと。いまならR-15+、とまではいかなくともPG12ぐらいは固いだろう、というくらいに強烈。そういう点まで含め、まだ未完成ながらも現在に繋がる冒険映画の雛型をほぼ完成させた作品として、これはやっぱり記憶されていくんだろうな、と確信しました。さあ、これでやっと続きの作品も観られるぞ。

 実は昨年末から父が入院しており、どうやら落ち着いてきたようなので、いちど顔を出しておこう、と思い、この帰りに急ぎ立ち寄るつもりでしたが、今日は箱根駅伝復路の日。しかも、道中に受けた電話で知ったのですが、有楽町駅間近で火災が発生し、その影響で周辺が閉鎖されている。ふたつの障害を避けて回り、ついでにふたつほど用足しをしたら、思いのほか時間がかかってしまった。

 とにもかくにも父の顔を見て、少なくとも気力は恢復しているのを確かめてから帰宅し、仮眠を取ったあと、夕方から電話でちょっと込み入った話をした。前々から募り募った想いをぶちまけて、気分はスッキリしましたが、結果として休みなく動き回っていたような状態で、電話が終わった頃にはヘロヘロになった。そのうえ今年最高の冷え込みの影響をもろに受けたのか、寒気が止まらず、作業はもとより、映画感想を仕上げる気力も湧かない。

 ここまで消耗するとは思わなかったもので、既に明日鑑賞するつもりの映画のチケットも押さえてしまっている。無駄にするとまた気落ちしかねませんから、本日はもー何をせず、大人しく横になります。ふだんと違うことが重なると、それだけ消耗が激しくなるのです。

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